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場所:中国雲南省大理
訪問年:1990年 文章作成:1990年 HTML作成:1998年11月22日 文・写真:浜野正紀 ![]() |
| 雲南省大理は中国を旅行する世界中の若者が集まる町である。昆明からバスで11時間と交通は不便だが、かつて大理国を建てた少数民族「白族」の風俗や自然の美しさが人気を呼んでいるのだろう。
この町のレストランは、どれも一風変わっている。中国でも最近は外国との合弁レストランは珍しくないが、ここのは外国人「旅行者」と地元の経営者の「合作」なのである。料理の種類は、白族の料理や中華料理に加えてピザ、親子丼、すきやき、ミルクセーキなど多種多様。各国の旅行者が伝授したものだ。メニューも、色とりどりのサインペンを使って、日本語や英語で書かれている。どのレストランも、建物は恐ろしく古いが、中国では珍しくそれぞれが装飾に工夫をこらしている。旅行者と店の主人が協力して作り上げた楽しさが感じられる。 写真(一番上)のレストランもその一つ。「太白楼にはドラマがある」と日本語で書かれた看板に引かれて中に入った。 主人らしきおじいさんに「白族ですか」と聞くと、「その通り。名物の三道茶は、私の先祖が明の時代に考え出したもので、この店はその時からやっているんです」と胸を張る。店に客の感想が書かれたノートがあった。日本語で三道茶をほめた部分を翻訳して聞かせると、おじいさんは突然外に飛び出していった。よほどうれしかったに違いない。近くの店から流れるロック風の音楽に合わせて、ひとしきり鼻歌を歌った後、浮き浮き顔で戻ってきた。 ところで、ここで注文したのはオムライスと三道茶、それにバナナフリッター。このバナナフリッターは、口の中がしびれるほど渋かった。つい「ちょっと渋いね」という言葉が出ると、それまで浮き浮きしていたおじいさんは、急に奥に引っ込んでしまった。 香港→広州(汽車) 広州→昆明(飛行機) 昆明→瑞麗(バスで約30時間) 瑞麗→保山→大理(バス) 大理→昆明(バス) 昆明→広州(飛行機) 広州→香港(汽車) |
大理は大理石の産地
白族の女性 ![]() |